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2020.04.08

【永久保存版】日常生活によるヘアダメージの原因とヘアケア方法一覧

「美容院でいつもケアしているのに、なんだか髪の痛みが気になる、、、」
「毛先がいつも絡まってイライラしちゃう、、、」
 
そんなお悩みを、AFLOAT D’L(アフロート ディル)の井上晃輔が、”家で出来るヘアダメージを軽減する方法”をご紹介していきます!
基本的には髪は何かをすればするほど、ダメージしていきます。いわゆる減点法です。
しかし、日常生活の中では、「髪の毛を何もしない」と言うことは、不可能に近いです。
髪をとかすコーミング、濡れた髪の水分をとるタオルドライ、髪の毛を乾かすドライヤー、髪の毛をセットするヘアアイロンetc
日々の生活の中で少し気を付けてあげると、ダメージ軽減出来ますよ!

1.髪は濡れているときに傷みやすい

【Point】キューティクルは濡れると開く。
実は、髪は濡れている時ほど、気を付けて扱わないとヘアダメージをしてしまいます。髪の内部の結合には、何種類かあります。その中の水素結合は、髪が濡れているときに結合が切れて、乾くと再結合します。そして、髪が濡れているときに1番変化するのが、髪の表面にあるキューティクルです。この濡れた状態の時にブラッシングやコーミングを無理やり行ったり、雑な扱いをするとキューティクルは剥がれやすく、ヘアダメージを引き起こしやすくなります。
ヘアダメージの原因
お風呂から出た後に、髪の毛をしっかり乾かさずに寝てしまいネープ(襟足)の毛がゴワゴワなってしまったことがある方は、そう言うことです。枕との摩擦でキューティクルが傷つきダメージしています。

2.濡れたときの扱い方

・濡れた髪にブラッシングはNG
髪が濡れている時に、ブラッシングをするとキューティクルを剥がす危険性があります。とかす場合は、粗めのコームで毛先から、優しくとかすと◎
ヘアダメージの原因
・髪の毛は絶対に強く絞らない
髪が長いとお風呂上がりに、タオルを絞るように髪の毛をギューっとする方もいると思いますが、これもダメージの原因になるので、絶対にやめましょう。濡れている髪は思っている以上にデリケートです。
ヘアダメージの原因
・タオルドライは優しくする
髪が濡れている時に、ゴシゴシ拭くのもダメージの原因になります。お風呂場で髪を軽く絞って余分な水分を落としたら、タオルで頭全体を包み込み、指の腹を使って頭皮をマッサージするようにやさしく拭きます。毛先をパンパンと水分を吸水するイメージで、優しく行います。吸水性の高いタオルを使うのもおすすめです。
ヘアダメージの原因
 
・自然乾燥はNG。お風呂から出たら早めにドライヤー
自然乾燥も髪の毛に大きなダメージを与えます。髪の毛同士が擦れ合い摩擦でダメージになります。湿っている状態は頭皮にも良くないので、すぐに乾かすのがおすすめ。
ヘアダメージの原因
※ドライヤーの使い方も重要
 

3.ドライヤー

ヘアダメージの原因
先にも書きましたが、濡れている時に傷みやすいと同様に
‘‘髪の毛は濡れている時ほど熱に弱く、高温ほどダメージを受けやすい’’
です。
髪の毛の熱変性は
ウェット状態→60°c
ドライ状態→130〜140°c
位から始まります。この熱変性の仕組みを理解すると、
 
①髪の毛を乾かす前はしっかりとタオルドライをして髪の水分量を減らす。
※強く擦ったり、絞ったりするのはNG
②髪の毛が濡れているうちは、ドライヤーを少し離して当てる
③一箇所に熱が集中し過ぎないように動かしながら乾かす
(※正しい髪の毛の乾かし方の動画を貼る)
↑この3点を意識して乾かすのがドライヤーによるダメージ減少のコツ!
濡れてる髪の毛を乾かす時の一番気をつけることは、ドライヤーの温度管理です!覚えといてくださいね!
 
ドライヤーで乾かすときは、最初は根元全体を乾かすように意識しながら乾かし、ある程度(6〜7割)乾いてきたら、ドライヤーの熱を上からキューティクルを閉じるように乾かしてあげると艶も出てきます。最後に冷風を当てるとなおいいです。
あと、髪質や髪の状態に合わせて乾かす前にアウトバスのトリートメントを付けてあげることをおすすめします。
 
ドライヤーの注意点
まず朝、髪をセットする時に気を付けて欲しい事は、
髪の毛はしっかり濡らしましょう!
寝癖が付きやすい人やぺたんとしてのボリュームが出にくい人は、しっかり濡らした方が早くて簡単です(特に根元)。
前髪の割れや毛先のハネは、根元が関係していることが多いです。
そして、髪の毛を乾かす時にブラシを使ってブロースタイリングする場合の2つの注意点 
※ブラシは自分の使いやすいもので大丈夫です。
ヘアダメージの原因
ブラシを使う際の注意点
①髪を強く引っ張り過ぎたり、必要以上なテンションをかけない。
ヘアダメージの原因
ブラシで強く引っ張り過ぎたり、必要以上の力を加えると、髪の中の間充物質が流失しやすくなる原因になったり、ブラッシングによって髪に負担がかかりキューティクルを破壊することにも繋がります。髪質によりますがダメージさせる場合もあるので必要以上はテンションをかけ過ぎないようにしましょう!
②髪が濡れている状態でブラシを使わない。
ヘアダメージの原因
髪は濡れているほど、高温に弱くて温度が高いほどダメージを受けやすいです。
濡れている時は60°c、乾いている時は130〜140°cくらいからダメージします。
ブロードライする場合熱は100°c近くまで上がりますので、濡れているほど、熱ダメージが起こります。
100°cくらいでもダメージを受けにくいのは7〜8割くらい乾いてからです。

4.アイロン

ヘアダメージの原因
髪の内部には、12〜15%の水分があります。
この水分の数%をアイロンの熱で飛ばして、形を作っていきます。
ちなみの髪の毛の主な構成物は
80〜85% タンパク質
12%〜15% 水分
4.5% メラニン
1〜6% 脂質
ヘアダメージの原因
ご覧の通りほとんどがタンパク質でできてます。
しかし、アイロンで熱を与えすぎると、ダメージの原因になります。
これを「タンパク質の熱変性」といいいます。
卵をイメージするとわかりやすいです。
卵もタンパク質ですので、生卵に熱を加えると、ゆで卵になるのと同じです。
熱を与えすぎると、熱変性を起こし、タンパク質は硬くなります。
ヘアダメージの原因
 
ドライヤーでも紹介した通り
髪のタンパク質の熱変性は、
ウェット状態→60度
ドライ状態→130〜140度
くらいから始まります。それを踏まえて考慮すると、低めの温度(140度以下)で
巻いた方が、髪には優しいですが、カールが付きにくかったり何度も巻いたりするので、
結果的にダメージに繋がります。
なので、慣れてきたら高めの温度で短時間で巻く方が髪の痛みも少なくなります。
髪質に合わせたおすすめの温度を紹介していきます。
【硬毛や太毛の方】
ヘアダメージの原因
【細毛や軟毛の方】
ヘアダメージの原因
僕は、だいたい160度で巻いていくことが多いです。
髪のダメージを抑えるトリートメントや一度に巻く量、熱を与える時間なども
気にしてあげるとダメージも少なく済むと思います。
 

5.季節別ヘアケア

・夏 紫外線


普段、太陽から地球に降り注ぐ紫外線量は、一年通して同じではありません。夏に多いイメージがあると思いますが、紫外線は春先から徐々に増え、特に5月から9月頃までは紫外線量が多い日が続きます。このような時期は、しっかりと紫外線対策をしすることで髪のダメージを抑えることができます。
毛髪に関しては、紫外線により乾燥、強度の低下、表面のザラ付き、色素や光沢の消失などの影響を受けます。
通常、紫外線が毛髪に当たると紫外線は吸収され、毛髪を構成しているアミノ酸が酸化し、別の物質に変化してしまいます。すると毛髪を構成しているケラチンタンパクがダメージします。また毛髪のS-S結合が切れ、酸化によりシステイン酸(SO3H)が生成することでも毛髪がダメージします。プールや海水浴などで髪が濡れた状態で紫外線を浴びるとシステイン酸の生成が加速され、さらにダメージが大きくなります。
紫外線ケアのおすすめのアイテムはこちら
【Aujua デイライト】

紫外線ダメージが気になる方やこれからケアして行こうと思っている方には、おすすめです。
紫外線から髪を保護して、システイン酸の生成を抑制することで、ツヤのある髪をキープします。

デイライトには、毛髪内部へ浸透する油溶性ビタミン「アスコルビン酸誘導体」が配合されています。

毛髪内部へ浸透し、ヒドロキシラジカルから髪を守ります。
 

・冬 乾燥


皆さんのご存知の通り、冬は一年の中で最も湿度と気温が低い季節です。それにより起こり得る「冬の時期だからこそ」のダメージがあります。
ダメージの一番の原因は、やはり「乾燥」です。気温と湿度が低くなることで、髪も水分を保つことが困難になってきます。冬になると特にパサパサした感じがが気になる人は、ほとんどが乾燥による髪内部の水分量の低下で起こるダメージだと考えて良いでしょう。
屋外では乾燥した外気に触れ、室内では暖房による乾燥で、髪も肌もカラカラになってしまいます。
また、乾燥によりダメージの進んだ髪同士が擦れることで静電気が起きてしまいます。毛先に引っかかりのある場合や、ブワーっと広かったりする場合は、静電気によるダメージであることが多いです。
なので冬は、肌と同じようにしっかり保湿をしてあげることが大切になってきます。
乾かす前につけるトリートメントも冬の間は、オイルタイプよりも保湿力のあるミルクタイプがおすすめです。
 
乾燥対策のおすすめアイテムはこちら
【Aujua クエンチ】

乾燥が気になる方や、カラーやパーマで髪がパサついてる方におすすめです。

髪の水分を保つCMCの脂質層の崩れを補修し、水分保持力を改善しうるおいのあるまとまりを与えます。

「毛髪補修成分①」

毛髪脂質の類似成分「オリーブスクワラン」を配合しています。

親油性が強く、CMCの脂質層を補修して水分の蒸散を抑えます。

「毛髪補修成分②」
毛髪脂質の類似成分「モイストリキッドオイル」は、水素結合する部分を持ち、CMCの脂質層を補修して水分の蒸散を抑えます。

 

Q&A

Q1.濡れている時にヘアアイロンはしても大丈夫?

A.濡れた髪に、アイロンの使用は基本的にNG
濡れた髪にアイロンをすると、ジューっと音がします。
これを水蒸気爆発といい、髪の毛の外についた水分だけでなく、髪の毛の内部に含まれる水分も一緒に蒸発してしまいます。
また、髪の毛は濡れている時ほど熱にも弱く髪が硬くなりダメージの原因にもなりますので、濡れた状態でのヘアアイロンの使用はおすすめできません。
 

Q2.アウトバストリートメントのつけるタイミングは髪を乾かす前?後?

A.乾かす前につけるのがおすすめ!
濡れている髪の毛はキューティクルが開いている状態です。髪の内部にトリートメント成分が入りやすいので、乾かす前に付けるのが◎。髪の状態や髪質にもよるのですが、形状(ミストタイプ、ミルクタイプ、オイルタイプ)により得意不得意がありますので、自分の髪の毛にあったものを使いましょう。
季節によって使い分けるのもお勧めします。
 

Q.3頭皮の荒れが気になりますが何か改善方法はありますか?

A.頭皮ケアのアイテムの使用しましょう。
頭皮の色が赤く炎症を起こしている場合は、抗炎症作用のある頭皮用トリートメントや化粧水がお勧めです。頭皮も顔の皮膚と同じく一枚の皮で出来てますので、保湿が大切です。
ヘッドスパでケアしてあげるのも大切です。
 

Q.4顔周りやトップのアホ毛が気になります。

A.頭皮ケアやスタイリング剤で対応しましょう。
アホ毛の原因として、頭皮の乾燥があります。静電気が起こりやすくなり、アホ毛が立ちやすくなります。なので頭皮ケアで保湿してあげるといいです。
また、繰り返しのカラーやパーマで髪が切れていることも考えられますので、そういう方は傷ませないこまめなヘアケアも大切です。日頃のインバストリートメントはもちろんですが、アウトバストリートメントも使いしっかりケアしましょう。紫外線が多い季節も髪がダメージしやすいため、UVケアスプレーなどで髪や頭皮を保護することも大切です。
応急処置としてスタイリング剤で抑える方法もあります。
 

Q.5白髪がだんだんと生えてきたのですが、予防や改善はできますか?

A.同じく頭皮ケアが大切。生活環境やストレスの少ない生活を心がけて。
白髪になる要因は一つではないので一概には言えませんが、「加齢」「生活環境」「頭皮環境」「ストレス」「遺伝」と言われています。
栄養バランスの悪い食事や喫煙、睡眠不足は細胞の機能低下を招き、メラニンの生成に悪影響を与えます。また、頭皮環境が悪化するとターンオーバーが乱れ皮膚のバリア機能が低下します。毛根がダメージを受けるとメラニン生成に影響が与えることがわかっています。
ストレスも白髪の大きな原因として挙げられます。極度のストレスは短期間で白髪になることもあります。とあるデータによると、一定方向からストレスを与え続けるとその付近だけ白髪が生えてきたということもあるみたいです。右側だけなど局所的に生えてきた場合は、右側に気の合わない上司がいたりなんてことも?
 

Q.6朝起きると髪が結構絡んでしまいます。絡まない方法はありますか?

A.しっかり乾かしてから寝るようにしましょう。
髪が半乾きの状態で寝ると、枕による摩擦の影響を受けやすくなります。
濡れた髪の毛は、キューティクルが開いた状態ですので、しっかりと乾かすことが重要です。ダメージが気になる場合は、タオルで水分を取った後に洗い流さないトリートメント剤を付けてから乾かしましょう。
髪の毛をコーティングし、保護してくれるので、寝ている間の摩擦も少なくなります。
髪の毛が長い方は、寝る時に跡の付きにくい柔らかいゴムで髪をまとめるのも有効です。
翌日にウェーブのようにスタイリングする場合は、三つ編みにしてから寝るのも◎。その際はゆるく三つ編みすることが大切です。
 

Q.7朝シャン派です。夜洗った方かいいですか?

A.その日の汚れは、その日にうちに落としましょう。
健康な髪や頭皮のためには、夜にシャンプーしてその日の1日の汚れを落とすことがお勧めです。そのまま寝てしまうと、髪の汚れやスタイリング剤が頭皮に付着して頭皮トラブルの原因になることもあります。また、枕カバーや布団も汚れるので皮膚トラブルにもなりかねませんので、個人的にはおすすめできません。夜にしっかり汚れを落とし、ブローでしっかり土台をつくっておけば、翌朝のスタイリングもグンと楽になります。
 

Q8.最近髪の毛が細くなってきたのですが、どうしたらいいですか?

A.頭皮ケア(過酸化脂質の除去や保湿、マッサージなどで血行促進)や生活環境を整えて。
細毛、抜け毛の要因は食生活、睡眠不足、ストレスなどの生活習慣の問題から遺伝的な要因まで様々であり、それらを一つに絞ることは難しいです。しかしこれらの要因が引き起こす症状を大別すると次の3つになります。
①頭皮の炎症 ②頭皮の硬化 ③毛母細胞の活性低下
これらの症状を放っておくと髪の毛の成長が妨げられ、髪はだんだんと細く痩せていき、最終的には正常なヘアサイクルを経ずに抜け落ちていきます。しっかりと要因を解消し正常な状態に戻すことが、健康で太くしっかりした髪を作り上げる第一歩となります。
 

まとめ

髪の毛は濡れているほど、ダメージを受けやすく、とても繊細です。
知らず知らずのうちに髪の毛に負担をかけていませんか?
日常生活の中ではブラッシングやタオルドライ、紫外線など表面のキューティクルにダメージを与えることが多いです。
キューティクルがダメージすると髪内部の栄養やカラーの色素などが流失しやすくなります。
またキューティクルが乱れた状態だと光が乱反射し艶も無くなり、パサついたりザラついた印象になります。
普段の髪の扱い方やドライヤー、アイロンなどちょっとしたことを気をつけてあげると、髪のダメージは軽減できますよ!
健やかな髪の毛を育むのは、健康な頭皮から。頭皮ケアも気にしてみてくださいね!
 
 

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