今回は身長が低い人の髪型の秘訣【ミディアム〜ロングヘア】についてコラムで説明していきたいと思います。
身長が低い人が、単純にロングヘアがダメとか、ショートヘアが良いとか、そう単純ではないということです。
ファッションや髪型を工夫することで身長が低い事をカバーしたり、より素敵に見える提案をさせていただきます！
・身長が低い人のロングヘアの５つの秘訣
一般的に、身長が低い人のロングヘアはバランスを取るのが難しいと言われるのではないでしょうか？
・ファッションが合わせにくい
・太って見える
・頭が大きくみえる
・単純に重くみえる
これだけ見るとやっぱりロングは難しいのかなと思いますよね、そんな事ありません！
身長が低くてもロングヘアは、プラスにもっていけることができます！
次から紹介していきますね！
・毛先の方に重心をおかないロングヘア
これは身長１５５cmの女性が毛先に重みのある外巻きヘアスタイリングをし、横幅にデザインをつけた場合で、１０cmのブーツ履いている時と、フラットシューズを履いている時を比較しました！
全く見え方が違うのがわかっていただけると思います。右側、ブーツを履いていない状態（身長が低い状態）だと、全体的に重く、少し野暮ったく見えないでしょうか？
基本的に身長が低い方には縦のデザインの方が似合わせやすいです。上の写真で、横にデザインを広げてしまうと、似合わせ難しいのがわかっていただけると思います。
発想を変えれば、１０センチほどのブーツを履く日に関しては、コテなどで、横に幅を出すアレンジをしてもOKということですね( ^ ^ )
・縦長なロングヘアのデザイン
縦長のロングヘアのメリット、特徴。
・縦長のデザインは、すらっとした印象を与える。
・背が小さいと幼くみえるのを大人らしさでカバーできる
・ファッションとの連動性も良いです。服も髪も背が小さい方は、横に膨らますのはNGです。ポイントとなるのは、低身長の方はファションの重心を上に持ってくる方が多いので、そこに横に広がるロングヘアだとボリュームがありすぎて、アンバランスに見えがちです。サラッとした毛先に動きがあるロングのほうが似合わせやすいでしょう。
右が毛先に重みを残してスタイリングやパーマで重さを残してしまったスタイルです。左は同じロングヘアでも毛先を軽やかにニュアンス程度のカールです。左のヘアスタイルの方がスラッとした印象です。身長が低くても大丈夫です。
・柔らかいカラーリングをする
カラーリングですが極端な金髪や黒髪はかえって髪を膨張させたり髪を強調しすぎてしまうので、中明度で透明感のあるカラーを選択しましょう！
・明るさの段階でいうなれば８レベルや１０レベル
・色味、アッシュベージュ系もしくわオリーブベージュ系もあたたかみと柔らかさを両方混ぜると綺麗です。
・グレイをまぜてもらうのも優しいいまりやかな印象になります。
・くせ毛風にニュアンスを毛先にあたえる
なぜ、くせ毛風や、ニュアンスが必要なのか？
・毛先に動きがあると人の目線がうえにあがるので低い身長の方は見た目のバランスがよくなりますし、毛先が外に動くことで触れたくなるような優しい印象になるからです。要するにポイントを上に持ってきやすくするですね。
・ニュアンスや、くせっぽく毛先を動かすには、髪を軽くしなければならないのでその点も注意してみてください。
毛先にニュアンスをあたえるくらいならアイロンで巻いても大丈夫です！
・前髪の印象
前髪は多めや厚目につくってしまうと、上のように重い印象で横に広がって見えがちです。
顔の形に合わせる時などには必要ですが、低い身長の方でロングにしたい方にはオススメできません。下のやや薄い前髪の方が顔周りの抜け感が綺麗に出て、身長の低い方でも似合いますよ。
・身長が低い人のミディアムヘアの５つの秘訣
ミディアムへアは一番似合う？
よく身長が低いとミディアムが良いんじゃない？と言われますが、落とし穴もあります。
・マンネリしがち
・幼くみえがち
長さがないとどうしてもワンパターンになってしまいがちですよね、ボリュームと長さがでてくるので難しく考えすぎて、、、
そこを解決してあげると身長が低い方でマンネリせずミディアムを楽しむことができます。
次はその解決策を出していきます。
・大人っぽいテイストをいれる
どちらが良いという比較ではございません( ^ ^ )。
同じモデルさんで比較した場合左は前髪があることで可愛くみえますね、これは身長が低いことでより幼くみえてしまいますので、なるべく前髪はつくらない！もしくは前髪をつくるとしても、写真のような軽く流す前髪にしましょう。
それと比較して右を見ていただけると良くわかるとおもいます。彼女も身長は高くないですが、流す前髪におでこを出すといった大胆な感じにすると、ここまで大人っぽさを出せます！逆に言うならば、可愛さを全開で行きたい方は前髪をつくりましょう！あざとさがでますよ！参考にしてもらえると嬉しいです。
・顔周りの毛先に動きをいれると良い◎
次に顔まわりに短い毛をつくって動きを出すと良いです。写真を見て、「あっ！こんな感じ好きかも」と思った方、そうなんです！左はストレートで顔まわりの毛先を徐々に短くして動きをいれてます。右側は同じカットで毛先にパーマをあてて軽くふんわり流すことで、優しいイメージになっています。顔まわりを軽くして動きをいれると、ポイントや人の目線が上にいくので全体のバランスが取りやすくなります。
これがレイヤーカットです。レイヤーカットの特徴として、
・顔まわりがスッキリみえる
・小顔にみえる
・柔らかい印象になる
・ポイント目線が上にむく
・毛先が動かしやすくなる
などがあります。ミディアム低身長さんにはやはりオススメです！
・毛先に動きをいれて大人っぽさを演出
こちらも両方素敵なヘアスタイルですね！
毛先にカールを内巻きでも、左のように外巻きや、ハネさせるミックスさせると、ミディアムは身長が低い人に抜群に効果を出してくれます！同じモデルさんで対比してもどちらも良いというこよがわかりますね！
・ワンカールの印象
落ち着いてみえるワンカールは好感度間違いなしです。サラッと毛先にカールをつける事が身長が低い方へのポイントです。
・無造作の印象
パーマで巻いた毛先を指でほぐして遊び心をつけてあげる、軽めのワックスを指先につけ握り込みように束感をだしてあげましょう。お洒落に気を使ってる感じが出て印象が良くなります
・大人めミディアムは暗めカラーでストレート◎
エレガントよりのヘアスタイルになると、暗めのカラーで、ストレートよりのスタイリングが断然に似合います。色で少し引き締め効果を狙って毛先をニュアンスストレートで柔らかく見せると身長が低い人でもマンネリせずに楽しめますよ。
・カラーは明るめ、暗めでもOK
透明感カラーのポイントを押さえておけば、明るめ、暗め、どっちでもOKです！
・明るめは抜け感がでるので目線が下に行きにくいのと、明るいとふんわりするイメージもあるので優しい印象に見えます。でも、黄色っぽくなるのだけは避けてくださいね。
・暗めということで、間違えて欲しくないのは、黒ではないということです。暗めの段階は、およそ７レベル前後の明るさと美容師さんに伝えると良いと思います。
ファッションやアクセサリーなんかも見え方が全然変わりますよ！！
Q&A
Q1 ロングヘアなら、前髪あり、前髪なし、どっちがオススメですか？
A.前髪ありでも、前髪なしでも両方いけますよ、詳しく説明すると前髪があると印象が可愛い方向にいきがちです、なので長さがロングやセミロングの場合であれば、やや長めの方が大人っぽく見えますし、逆に可愛く見せたいバランスでいくならミディアム近くまでカットして前髪つくると可愛い印象になります。
Q2 身長が低い人のショートヘアのポイントはありますか？
A.低身長さん、小柄さんに似合う髪型【ボブ〜ショートヘア編】もコラムで書いてますので是非ご覧になってください！
Q3,身長が低くてロングヘアなのですが、何ミリのアイロンを使うといいですか？
A, ３８ミリをオススメします。なぜ３８ミリかといいますとゆるく毛先にカールがあればよいからです。
ちなみにミディアムの人は２６ミリくらいがいいですね、毛先に動きを出したいので簡単に早く毛先にカールをつけるには小さいアイロンの方が速いからです。
Q4,身長が低い人にはどんなアレンジが良いですか？
A, ボリューミーな髪型だと全身のバランスが悪くなります。ヘアアレンジでコンパクトな髪型にすれば、バランスが整うだけでなく小顔効果も狙えそう、サイドの毛を残して、おくれげをだせば輪郭がカバーできるので、丸顔さんは取り入れたいテクニックです。簡単なポニーテールの動画のせておきます。
Q5,ファッションとあわせると長すぎるロングは難しいですか？
A, 基本的に背が低い方は、僕のお客様を例にしてみるとファッションがフィットアンドフレアかトップスにボリュームをもたせて下はコンパクトな感じが多いと思いますので、毛先にボリュームを出すようなロングは避けた方が良いと思います。それに合わせた前髪も重すぎるのはNGな感じがします。なりたい女性像によって変わってくるので、一概にはいえませんが参考にしていただければと思います。
Q6,毛先が軽い感じが苦手なのですが、それでも似合いますか？
A, いい質問ですね、毛先を軽くしなくても全然大丈夫ですよ。ただ毛先にカールをつけすぎるスタイルはやはりボリュームが横に出すぎてしまう為、避けなければなりません。ストレートでデザインを楽しむ事も可能ですし、ニュアンスで毛先をゆるく動かす事も可能です。そして、そこに前髪のあり、なしを盛り込んでいきます。前髪があると可愛い雰囲気になり、前髪が長ければ、大人っぽい雰囲気になります。あとはお客様がどういったイメージにしたいかが明確だと美容師さんとのやりとりもスムーズにいくと思います。
・まとめ
色々ロングヘア〜ミディアムヘアについて書きましたが、
私たちはプロなので、身長が低い方のデメリットを出さないようにした上で、＋αの仕上がりをご提供できるようにしています。
このコラムをきっかけにご自身に合うスタイルを楽しんでいただければと思います。皆さんのヘアスタイルライフが素敵なものになりますように。